謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
会員の皆様には、旧年中、当連合会の運営につきまして、ご理解とご尽力を賜り有難うございました。
また、国税ご当局の皆様には、当連合会に対しまして、深いご理解と多大なご支援を賜り誠に有難うございました。厚く御礼を申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、経済活動や国民生活の自粛が強く求められ、社会経済活動に甚大な影響を与えるとともに、現在も収束の目処が立っておりません。
一日も早くワクチンや治療薬が開発され、新型コロナウイルス感染症対策が充実し、7月末からの東京オリンピック・パラリンピックが予定通り開催され、日本経済の回復の一助になることを強く期待しております。
また、我が国の政権は「安倍政権」から「菅政権」に交代するとともに、米国でもトランプ大統領からバイデン大統領へ交代することが予定されております。「菅政権」には、「米国政府」との良好な関係を維持しつつ、国内外の諸課題に対し、国益に叶った経済政策・外交政策を講じることにより、国民にとって安全で安心して暮らせる社会を堅持していただきますよう切に願っております。
さて、当連合会は、全間連の中核として、組織面・活動面において各局間連のリード役を果たすことが強く求められております。
そのような中、当連合会では、全間連が平成26年4月から定めた「最重点施策」を踏まえ、「全間連の最重点施策に関する取組方針」を決定し、6年間に亘り、84の傘下間税会が一体となって目標達成に向けた積極的な取組みを展開していただきましたことに対し、深く感謝を申し上げます。
特に、会員増強につきましては、役員・会員の皆様が多大なご尽力をされた結果、目標数値には達しなかったものの、6年間において全国で一番多い「2,474名」の増員を図っていただき、令和2年4月1日現在の会員数は「20,327名」と2万名台を確保していただきました。この流れを堅持していただき、引き続き、会員増強による組織拡大に取り組んでいただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
また、令和元年10月から実施されました消費税の軽減税率制度や、令和5年10月から導入が予定されております、いわゆるインボイス制度(適格請求書等保存方式)に関する研修会や説明会の開催などにつきましても、ご尽力を賜りますようお願い致します。
更に租税教育の推進等を図る観点から、募集活動を行っております「税の標語」につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度の応募点数が前年度の6割程度まで減少したものの、約13万点もの多くの作品を応募していただきました。
また、世界の消費税(付加価値税)の導入状況や、我が国の財政と消費税の役割を知っていただく上で、非常に効果的な「世界の消費税」図柄刷込みクリアファイル等につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、「税の標語」と同様に、令和2年度の作成枚数が前年度の8割程度まで減少したものの、約39万枚も作成していただきました。
会員の皆様のご協力に感謝を申し上げますとともに、引き続き、「税の標語」の募集活動と活用、クリアファイル等の配布活動などに積極的な取組みをお願い申し上げます。
また、e‐Taxの利用促進や、マイナンバー制度の適正利用と周知活動にもご尽力をお願い致します。
なお、間税会活動に当たっては、引き続き、新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら、国税ご当局からの助言や感染リスクの回避策を講じるなど、適切に対応していただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
最後になりましたが、会員の皆様のご健勝と事業のご繁栄、都間連・各県間連及び傘下間税会並びに業種団体の益々のご発展を祈念しております。
また、国税ご当局の皆様のご健勝、ご活躍をお祈りいたしますとともに、当連合会及び傘下団体の運営につきまして、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、新年のご挨拶と致します。